アメリカ大学ランキングの話 ーその2-

前の記事の末尾に「次は大学選びはどのようにしたらいいか書きます」と締めくくったのですが、その前に実はいろいろな大学ランキングがあるということを付け加えておきたくて違う記事を書きます。

大学を偏差値で測る基準がないため、実はいろいろなランキングがあるのです。

参考にできる主要ランキング一覧

USニュース以外にも視点の異なるランキングが複数あります。それぞれ何を重視して測定しているかを理解した上で参照しましょう。

ForbesROIと卒業生収入重視。卒業生の年収・学生ローン・卒業率・投資対効果などで評価しており Berry College、2025-2026版の1位はMITで、Princetonは3位に後退しています。Yahoo!

LinkedIn2025年に初公開された初のランキングで、就職率・インターン完了率・C-suite到達率・起業率などキャリア成果に特化した実データを使用しています。 LinkedIn

Niche:4,000校以上を対象に連邦データと実際の学生レビューを組み合わせており、専攻・州・学生生活など多様な軸で検索できます。在学生の声が反映されています。 Niche

Princeton Review:17万人の在学生アンケートをもとに50カテゴリで391校をランク付けする独自形式です。 PR Newswire

College Scorecard(米国教育省):ランキングではなく政府の生データ。最も信頼性が高い一次情報源として追加しました。

Forbes New Ivies List : 20 elite U.S. universities (10 public, 10 private) that are top-rated by employers for producing career-ready graduates, specifically focusing on AI adaptability, high-test scores ($\sim$1482 SAT / 33 ACT), and rigorous academics. The 2026 list emphasizes AI integration, favoring schools that teach students to use AI tools. 
Forbes誌が毎年発表するリストもいつも話題になります。下記リンクを貼ってますがサブスクしないとリストが見られないので、 ”Forbes New Ivies”をgoogleにキーワードで入れるとリストが見られます。企業の担当者はトップ校よりもむしろNew Ivyのリストの学校からの生徒を多く取りたいと思っていると書かれていました。

ランキングは「総合指標」——複数の軸で判断すべき

ここまで見てきて、「何を良い大学と定義するか」によって順位は大きく変わるのだということがわかりました。ランキングを見ること自体は悪いことではありません。大学の存在を広く知るための入口として使うぶんには十分に役立ちます。ただ、ランキングは一つの総合指標に過ぎず、自分の価値観や目的に合わせて複数の軸から判断する必要があるということを認識しましょう。

ランキングで気になった大学が見つかったら、次は専攻別の評価卒業生の進路学費の実質負担額キャンパスの雰囲気——そういった「自分軸」の情報に照らし合わせて判断する必要があります。それだけアメリカの大学は多種多様だともいえるのです。

その方法を次の記事で書いていきます。

Meridien
3ヶ国9年間の帰国子女時代を経て、現在は永住者としてアメリカ在住。「境界線のない世界で自分らしく生きること」。これまでの経験や文化の狭間での葛藤の記録をしたためたライフログです。
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