NASA Artemis Ⅱ無事に帰還

画像提供:NASA

昨日はアメリカはこの話題でもちきりでした。毎週金曜日の仕事の後に、犬仲間のご近所さん宅でワイン片手にお疲れ様会をするのですが、8時前にサンディエゴ沖にアルテミスⅡ号が着水するから、一緒に見ようとテレビを付け帰還の瞬間を見ていました。

NASAにとって実に53年ぶりの有人月周飛行とのこと。今回は4人の宇宙飛行士が搭乗し月の裏側を回ってたくさんの写真を提供してくれましたね。美しく興味深い写真でした。

画像提供:NASA

今回のオリオン宇宙船のミッションは大成功でしたが、BBCの記事曰く、これは「比較的簡単な部分」であり、本当に難しいのはこれからだと指摘していました。

月面着陸の最大の課題:着陸船の遅れ

NASAは民間企業2社に月着陸船(lander)の開発を委託しているようで、どちらも大幅に遅れているとのこと。

  • SpaceX(イーロン・マスク):巨大な「スターシップ」着陸船は最低2年遅延
  • Blue Origin(ジェフ・ベゾス):Blue Moon着陸船も8か月以上遅れ、技術的課題が多数残る

次のアルテミスIII(2027年予定)は、オリオンと着陸船のドッキング試験を行う計画だけど、スターシップはまだ成功した軌道飛行すら達成しておらず、Blue Originのロケットも実績が少ないため、専門家は非常に厳しいと見ているようです。

一方、中国は2030年頃の有人月面着陸を目指しており、よりシンプルな方式を採用しているため、アメリカが遅れれば中国が先に到達する可能性があるらしいです。BBCの記事内で興味深い表現がありました。

“the Apollo programme was born not from a love of exploration, but from the Cold War, to demonstrate US superiority over the Soviet Union.”

前回の月面着陸も結局は冷戦時代のソ連との競争から導かれた宇宙開発技術の進歩だったんですね、、、。そして現在は中国との月レース。

そして火星探査はさらに難しいとありました。イーロン・マスクは2030年代前半を目指しているけど、多くの専門家は実現は2040年代以降と見ているようです。

理由:
  • 7〜9か月の長旅
  • 強烈な宇宙放射線
  • 救助不能   ← これ、相当の覚悟でこのミッションに臨む必要ありますね
  • 薄い大気での着陸・離陸の困難さ

月よりもはるかに難易度が高い、、、、

現在イランとの戦争中のアメリカとイスラエルですが、最後にこの方の言葉を載せておきます。

ESA(欧州宇宙機関)のアシュバッハー長官、宇宙から地球を見た宇宙飛行士の言葉を引用。

「地球は小さく、壊れやすく、美しい。すべての人が一度宇宙から地球を見れば、世界は変わるだろう」

2026年4月11日の自分の履歴としても残しておきたく、この話題を載せました。

Meridien
3ヶ国9年間の帰国子女時代を経て、現在は永住者としてアメリカ在住。「境界線のない世界で自分らしく生きること」。これまでの経験や文化の狭間での葛藤の記録をしたためたライフログです。
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